土に必須な成分〜リン
肥料三大要素の一つ、リン酸について解説しています
肥料三大要素の2番目はリンです。リンというとマッチに使われている燃えやすい物質というイメージがありますね。西部劇でもマッチをブーツで擦って着火させるシーンがあります。
しかし、肥料として使われるのは、こうした純粋のリンではなく、リン酸という化合物です。人体にもアデノシン3リン酸という物質が入っています。
リン酸は植物の開花や結実に影響を与えるとされています。ちゃんとリンが足りていると花をきれいに咲かせ、美味しい実がなるということですね。
ですから、リン酸は大変重要な肥料として昔から珍重されてきました。長い間、リン酸はグアノから生成されてきました。グアノは鳥糞石ともいい、海鳥の糞や魚の骨、卵の殻などが積もって化石になったものです。
このグアノがリン酸分を豊富に含んでいたので、これを肥料に使っていたわけです。グアノをめぐる争奪戦もあったとか。しかし、今はほとんど枯渇しています。
現在はリン鉱石を採掘してリン酸を精製しています。アメリカやモロッコ、ロシアなどが産出国です。
最近では、バット・グアノと呼ばれる、こうもりの糞が堆積してできたグアノも使われています。量的に少ないため商業的に注目されていなかったのですが、良質の肥料になるということで、最近高値で売られているようです。