土を知ろう!〜鹿沼土

改良用土の一つ、鹿沼土を紹介しています


赤玉土と共にガーデニングでよく用いられる土に、「鹿沼土(かぬまつち)」があります。栃木県鹿沼市で取れることから鹿沼土といいます。

群馬県前橋市の裏手、ちょうど関東平野が終わる部分に赤城山という火山があります。現在は目立った活動をしていませんが、その昔はかなり活動的な活火山でした。

三万二千年ほど前に、赤城山は大規模な噴火を起こし、大量の軽石、火山ガス、火山灰を噴き上げました。この時の噴火は凄まじく、フィリピンのピナトゥボ山の噴火に匹敵する規模だったようです。何と、10立方キロ(東京ドーム8000個分!)もの軽石やガスが吹き上がったと考えられています。

これらが風に流されて赤城山の東側、鹿沼から水戸あたりに積もったのです。とりわけ鹿沼周辺は粒の大きさもよい軽石が分厚く積もっています。

これを掘り出して乾燥させたのが鹿沼土です。少し黄色がかった黄土色をしており、水を含むとさらに黄色が強くなります。これを知っていると水やりのタイミングが分かりますね。

鹿沼土は軽石で粒も大きいため、通気性・保水性に優れています。さつきなどの盆栽用土として最初は使われましたが、現在では幅広く使われるようになっています。

ただ、火山由来の軽石であり、酸度が高いため、酸性土が苦手な植物には向きません。改良用土として使うにとどめましょう。