土を知ろう!〜ピートモス

ガーデニングの改良用土の一つ、ピートモスについて解説しています


最後に紹介する改良用土はピートモスと呼ばれる、ウルトラマンの敵役のような名前の土です。これは「ピート=泥炭」+「モス=苔」であり、ミズゴケなどの植物が堆積して出来た泥炭を砕いて、洗って、乾燥させたモノです。

泥炭は北ヨーロッパや北海道など比較的涼しい場所でよく取れるようです。南は暑いから全部分解してしまうんでしょうかね…。例えば、スコッチウイスキー独特の香りは泥炭を燃やして麦の発芽をストップさせるからなんです。アイラ島のシングルモルトは海草で出来たピートを燃やすので癖のある匂いになります。大分余談ですが。

そのような泥炭から取り出したピートモスは、土の通気性、保水性、保肥性を改善してくれます。ラン類の栽培にミズゴケそのものを使う事がありますが、ピートモスはミズゴケそのものとは違いますので、念のため。

また、ピートモスを使うと土がかなり酸性になります。ブルベリーなど酸性を好む植物ならそのまま混ぜ込むことが出来ますが、酸性が苦手な植物の場合は石灰などで中和しなくてはいけません。

また、あまりに分解が進んでいるピートモスは逆に排水性を悪くし、根腐れの原因となりますので注意しましょう。一般的にはカナダ産より北欧産のほうが分解度が低く、長持ちするようです。