悲恋こもった・ワスレナグサ

ワスレナグサについて解説しています


ワスレナグサは北半球に広く分布するムラサキ科の花です。何とも情感溢れるネーミングですが、以下のような悲恋話が伝えられています。

中世ドイツのある騎士が川べりに咲くこの花を恋人のために摘んで帰ろうとしたそうです。川岸で身をかがめたその時、鎧を着ていたかは分かりませんが、哀れ川に転落したのです。恐らく鎧の重みで沈み行く騎士。力を振り絞って岸辺に花を投げ、「私を忘れないで欲しい」と言ったのです。残された恋人はその花を「私を忘れないで」と名づけたとか。

このエピソードから、英語でも“foget me not”、日本語ではワスレナグサになったわけです。

ワスレナグサは種で殖やせます。直まきして間引いた方が生育がいいようです。種は一晩水かぬるま湯につけて吸水させましょう。苗は霜に当たると枯れますので、寒い時期には覆いをしたり、屋内に入れて保護しましょう。

用土は赤玉土と腐植土を7:3で混ぜた基本用土でいいでしょう。

日当たりがよく、風通しの良い場所を好むので、日なたに植えましょう。耐寒性は十分なので防寒は必要ありません。

水は土の表面が乾いた後たっぷり与えます。肥料は様子を見ながら、葉が黄色く変色してくるようなら液肥を与えましょう。過剰な肥料は活力を奪ってしまいます。